停電したらトイレは使えない?タンク式・タンクレス式の操作方法を知っておこう
2019年は水害が多かったですね。海老名市内でも台風による被害をうけて、停電が数時間も発生したところもありましたね。
私も、海老名の停電を経験した1人なのですが、その時一番悩んだのはトイレ。
「トイレの水は、停電でも流れるの?」
「そもそも使っていいの?我慢した方がいいのかな・・・」
停電でもトイレを普通に使えるのかどうか、事前に調べておけばよかったと反省しました。
皆様も、ご自宅のトイレが停電時に使えるトイレかどうか、また操作方法など前もって調べておくことをおすすめします。
ところで、「災害にはタンク式がいい」という声を聞きますが・・・本当にそうでしょうか?
コンパクトでスタイリッシュなタンクレストイレも、進化しています。停電の場合は、手動レバーに切り替えるなど対応しているものもあります。
新しいトイレのご購入を検討している方は、被災した場合に備えて停電しても使いやすいトイレを検討してみてはいかがでしょうか。
今回は、【TOTO厚木ショールーム】さんにお邪魔して、停電時のトイレ操作についてお話を伺ってきました。
※断水ではなく、停電のみの時です
普段通りに使えるタンク式
シンプルな構造のタンク式トイレ。
電力を使わずに、レバーをひねって流すタイプの場合は、停電時も普通に使用できます。
ただし、電力を必要とする操作パネルで水を流すタイプの場合は、停電時は使用できません。電池式の場合は、予備の電池を備えておきましょう。
普段はタンクレスのように使えるが、停電時はタンク式のように使えるトイレ
私が今回調べた中で、普段の使い勝手も良さそうな上に、停電時も使いやすいと思ったトイレがこちら。
便器の後ろのキャビネットにタンクが入っている『TOTOのレストパル』。
一見すると、タンクレストイレに見えるレストパル。
でも、停電時はタンク式の様に使うことができます。
停電時は、キャビネットの中に入っているレバーをひねって使います。
レストパルを初めて見る方には、ちょっと分かりにくいかもしれないので詳しくお話しますね・・・
便器の後ろに焦げ茶色のキャビネットがあります。
このキャビネットは、普段は予備のトイレットペーパーなどを入れておくことができます。
このような感じで、簡単に開けることができますよ。色々物を入れることができて、便利そうなキャビネットですね。
荷物を入れるところの下には、蓋がしてあります。
停電時は、その蓋を取り出します。すると・・・
このようにタンクが入っています。そして、右側を見ると、水を流すためのレバーが!
タンク式トイレのように、レバーをひねることで水を流すことができます。
停電時は、蓋を開けたままにしておけば、タンク式トイレのように使えます。
普段はタンクレス式のように掃除がしやすくて、停電時にも水を流しやすいという、とっても便利なトイレです!
※キャビネットの色は選べます
コンパクトで停電時にも水が流れるタンクレス
今、人気なのは狭い空間も広々使える、洗練された雰囲気のタンクレストイレ。
溝や隙間が少なく掃除も簡単なところがメリットです。
このようなタンクレス式は、停電時に使えないと思っている方が多いのではないでしょうか?
それは間違いでした!
TOTOさんに聞いてきました。
便器の奥のカバーをあけると、停電時の操作方法が書いてあるそうですよ。
ショールームの便器でご説明しますね。
このような感じで、便器の奥側のカバーをぺりっと外します。
私もやってみましたが、マジックテープでしっかりついているので、結構力が必要です。
外したカバーに、操作方法が丁寧に書いてあります。
かなり詳しく書いてあります。説明書きに従って、水を流します。
この操作方法が便器についてるというのが、すごく良い!
停電時は、色々ネットで検索しようとしますが、アクセスが集中してページが開けない事が多々ありますからね。操作方法が書いてあると安心です。
今回、停電時の操作を見せて頂いた便器は『GG-800』。
GG-800の場合は、このような感じで、紐を引っ張ります。
操作方法の説明に従って引っ張ってください。GG-800は30秒くらい引っ張り続けます。
タンクレスでも、無事停電時に水を流すことができました!
(実験の時は、電源をコンセントから抜いて停電状態を作ってから行っています。)
今回紹介しているGG-800というタンクレス以外でも、操作方法を見ながら手動で水を流すことができました。
TOTOさんのホームページでは、こちらの記事で緊急時のトイレの使用方法を詳しく紹介しています。ご興味のある方はご覧ください。
※製品によって操作方法は違いますので、必ずご確認ください。
まとめ
今回は、停電でも使えるトイレを紹介しましたが、いかがでしたか?災害の多い日本では、被災した場合に備えてしっかりした設備を選びたいものです。
「もし被災したら何が困るかな?」と想像力をふくらませて、リフォームしてみませんか?
なお、今回紹介したケースは、あくまで停電であって断水ではありません。断水の場合は、バケツの水を便器の中に直接水を流して使ってください。
写真撮影協力 / TOTO厚木ショールーム
ライター / Web担当 平
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