水漏れ修理業者を選ぶポイントとは?自分でできる水漏れ修理方法も詳しく解説!

家庭内で発生する水漏れトラブルは、迅速な対応が求められる問題です。しかし、すべての水漏れを自分で修理できるわけではなく、適切な水漏れ修理業者を選ぶことが必要になることもあります。本記事では、水漏れ修理業者を選ぶポイントや、自分で修理できる水漏れの種類について詳しく解説します。
目次
1.水漏れを修理業者に依頼するべきケースとは?

水漏れが発生した際、どのタイミングで水漏れ修理業者に依頼するべきかを判断することが重要です。以下のような場合は、自分での対応が難しいため、プロの水漏れ修理業者に依頼することをおすすめします。
(1)大規模な配管破損や漏水
配管が破裂して大量の水が漏れている場合、素早く対処しなければなりません。特に集合住宅やマンションでの水漏れは、下の階の住人にも被害を与える可能性があるため、迅速な対応が求められます。このような場合は、自力での修理は困難であり、専門的な知識と技術が必要です。
(2)隠れた水漏れ
水漏れが目に見えない場所で発生している場合、修理が難しい場合が多いです。例えば、壁の中や床下での水漏れは、表面に現れるまで時間がかかり、その間に被害が広がることもあります。このような隠れた水漏れは、専門業者による診断と修理が不可欠です。
(3)長期間放置された水漏れ
水漏れを長期間放置すると、カビの発生や構造物の腐食など、さらなる被害を引き起こす可能性があります。特に木造住宅の場合、湿気が木材に浸透し、建物全体の強度が低下する恐れがあります。このような場合も、早急に水漏れ修理業者に依頼して対処することが重要です。
2. 水漏れが発生する場所

水漏れは家庭内のさまざまな場所で発生する可能性があります。それぞれの場所における水漏れの原因を理解することで、早期に対策を講じることができます。ここでは、代表的な水漏れが発生しやすい場所とその原因について解説します。
(1)キッチンでの水漏れ
キッチンは水回りの中でも使用頻度が高いため、水漏れが発生しやすい場所の一つです。
シンク下の配管
シンク下の排水管や給水管が劣化することで、漏水が発生することがあります。特に、シンク下の配管接続部分に緩みが生じると、漏水が起こりやすくなります。また、排水トラップが詰まっている場合にも水が逆流し、漏水の原因となることがあります。
蛇口
キッチンの蛇口からの水漏れは、パッキンやカートリッジの劣化が原因で発生することが一般的です。特に、長年使用している蛇口では、部品の摩耗によって水漏れが生じやすくなります。
(2)お風呂での水漏れ
お風呂は湿気が多く、水回りのトラブルが発生しやすい場所です。
お風呂とホースの接続部分
シャワーヘッドとホースの接続部分が緩んでいると、使用中に水が漏れることがあります。接続部分のパッキンが劣化している場合も、漏水の原因となります。
浴槽の排水口
浴槽の排水口に髪の毛や汚れが詰まることで、排水がスムーズに行われず、逆流による水漏れが発生することがあります。また、排水口のシールが劣化していると、そこから水が漏れる可能性もあります。
壁や床からの漏水
お風呂の壁や床に水が染み込むことで、構造材が劣化し、漏水が発生することがあります。特に、浴室の目地部分が劣化していると、そこから水が侵入しやすくなります。
(3)トイレでの水漏れ
トイレは水の流れが常にあるため、特に配管やタンク部分での水漏れが発生しやすい場所です。
タンクからの漏水
トイレタンク内部の部品が劣化すると、タンクから水が漏れることがあります。特に、フラッシュバルブやボールタップの劣化が原因で、タンクの水が止まらなくなり、溢れてしまうことがあります。
配管接続部
トイレの排水管や給水管の接続部からの漏水は、パッキンの劣化や接続部分の緩みが原因です。特に古いトイレでは、これらの部分が劣化して水漏れを引き起こしやすくなります。
洗濯機周りでの水漏れ
洗濯機は大量の水を使用するため、接続部分や排水の不具合で水漏れが発生しやすい家電です。
給水ホースの接続不良
洗濯機に接続された給水ホースがしっかりと接続されていない場合、水が漏れ出すことがあります。また、ホース自体が劣化している場合も、水漏れの原因となります。
排水ホースの詰まり
洗濯機の排水ホースに詰まりが発生すると、排水がスムーズに行われず、ホースから水が漏れることがあります。排水ホースが古くなり、ひび割れや穴が開いている場合も、漏水の原因になります。
(4)天井や壁からの水漏れ
天井や壁からの水漏れは、特にマンションや集合住宅において問題となることが多いです。これは、上階や隣接する部屋からの漏水が原因であることが一般的です。
上階からの漏水
マンションなどでは、上階の水漏れが原因で、天井に水が染み出してくることがあります。例えば、上階のバスルームやキッチンでの水漏れが、下階の天井や壁に浸透してしまうケースが多いです。
屋根からの雨漏り
一戸建て住宅では、屋根からの雨漏りが原因で天井に水漏れが発生することがあります。屋根の瓦やシーリングの劣化によって、雨水が建物内部に侵入することも原因の一部です。
3.水漏れ修理業者の選び方

水漏れの修理業者を選ぶ際には、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。信頼性や技術力はもちろんのこと、料金の透明性や対応の速さも選定基準となります。
(1)業者の口コミや評判をチェックする
まずは、インターネットで「水漏れ修理業者 評判」などで検索し、口コミや評価を確認しましょう。特に注意すべきは、実際に利用した顧客の声です。信頼性の高い業者は、丁寧な対応や迅速な修理が評価されています。Goooleの口コミは業者側で削除ができないので参考にするとよいでしょう。また、地域に密着した業者であれば、地元の評判も確認しておくと良いでしょう。
(2)複数の業者から見積もりを取る
一つの業者だけに依頼するのではなく、複数の水漏れ修理業者から見積もりを取ることが大切です。見積もりを比較することで、価格やサービス内容に大きな差があることが分かります。また、見積もり時には、修理にかかる費用の内訳や工期の目安についても確認しておくことが重要です。
注意点:不自然に安い見積もりに注意
水漏れ修理業者の中には、不自然に安い見積もりを提示するケースもあります。このような場合、後から追加料金が発生したり、修理の質が低かったりする可能性があります。適正な価格を理解し、安さだけで業者を選ばないようにしましょう。
(3)迅速な対応が可能な業者を選ぶ
水漏れトラブルは時間との戦いです。迅速に対応してくれる水漏れ修理業者を選ぶことで、被害を最小限に抑えることができます。24時間対応の業者や、緊急出動が可能な業者を選ぶと安心です。また、業者の連絡先を事前に控えておくことで、トラブル発生時にすぐに連絡できるように準備しておきましょう。
(4)アフターサポートの充実
信頼できる業者は、修理後のアフターサポートもしっかり行います。修理が不十分だった場合の対応や保証期間についても事前に確認しておくと安心です。保証があることで、万が一再発した場合でも安心して対応できます。
(5)地元の業者を選ぶメリット
地域に密着した水漏れ修理業者は、迅速な対応が可能な場合が多いです。また、地元の評判や口コミも把握しやすく、信頼性のある業者を見つけやすいというメリットがあります。地域の事情をよく理解しているため、建物や配管の特性に応じた適切な修理が期待できるでしょう。
4.自分で修理できる水漏れとその方法

すべての水漏れが業者に依頼するべきものではありません。簡単な修理であれば、自分で対処することも可能です。以下は、自分で修理できる水漏れの具体例です。
(1)蛇口のパッキン交換
蛇口からの水漏れは、パッキンの劣化が原因で発生することが多いです。パッキンの交換は、基本的な工具さえあれば簡単に行えます。まず、水道の元栓を閉め、蛇口を分解してパッキンを取り替えます。取り替え後は、再度蛇口を組み立てて水を流し、漏れがないか確認しましょう。
必要な工具
- スパナ
- パイプレンチ
- 新しいパッキン
(2)排水口の詰まりを解消
キッチンやバスルームの排水口の詰まりも、水漏れの原因となることがあります。詰まりを取り除くためのクリーナーを使えば、簡単に問題を解消できます。特に髪の毛や油分が原因で詰まることが多いため、定期的な清掃が効果的です。
(3)排水クリーナーの使用方法
1.排水口に専用のクリーナーを注ぎます。
2.指示された時間だけ放置し、詰まりが解消されるまで待ちます。
3.最後に大量の水で洗い流し、詰まりが解消されていることを確認します。
(4)水漏れ防止テープの利用
軽度の水漏れに対しては、水漏れ防止テープを使うことで一時的な応急処置が可能です。テープを漏れている箇所にしっかりと巻きつけることで、業者が到着するまでの間、水漏れを抑えることができます。防水テープはホームセンターで簡単に手に入るため、いざという時のために常備しておくと良いでしょう。
5.水漏れ修理業者に依頼する際の費用と保険の活用

水漏れ修理業者に依頼する際には、費用が気になるところです。ここでは、一般的な費用の相場と、保険を活用して費用をカバーする方法について説明します。
(1)一般的な費用相場
水漏れ修理業者の料金は、修理の内容や規模によって異なります。簡単な修理であれば1万円前後、大規模な修理や配管の交換が必要な場合は数万円から10万円以上かかることもあります。特に、深刻な配管の破損や大量の水漏れが発生した場合、修理費用が高額になることが予想されます。
(2)保険を活用して修理費用をカバーする
火災保険や家財保険には、水漏れによる被害を補償するオプションが含まれていることがあります。修理前に保険会社に連絡し、適用されるかどうか確認しておくと良いでしょう。また、保険を適用する際には、被害状況の写真や修理業者からの見積書を提出することが求められることが多いので、事前に準備しておくことが大切です。
(3)保険適用の流れ
- 水漏れ発生直後に、被害状況を写真で記録します。
- 保険会社に連絡し、修理費用が補償されるかどうか確認します。
- 必要な書類(見積書や修理後の請求書)を保険会社に提出します。
- 保険適用後、補償金が支払われます。
(4)修理費用を抑えるための工夫
費用を抑えるためには、複数の業者から見積もりを取り、料金を比較することが大切です。また、修理の際に、長期的に耐久性がある材料を使用することで、再発防止に努めることも費用削減に繋がります。ただ、安いだけで選び二次被害などが発生した場合、余計にプラスの費用が掛かる可能性もあるため、費用だけではなく、実績や詳細の見積りなどを確認することをおすすめします。
6.水漏れ防止のためのメンテナンス

水漏れを未然に防ぐためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。日常的に行うべきメンテナンスとして、以下の点に注意しましょう。
(1)定期的な配管チェック
配管の緩みや劣化がないか、定期的にチェックしましょう。特に、古い建物では劣化が進んでいる可能性が高いため、注意が必要です。配管のチェックは専門業者に依頼するのが最も確実ですが、目視で確認できる範囲でのチェックも定期的に行いましょう。
(2)漏水センサーの設置
配管の緩みや劣化がないか、定期的にチェックしましょう。特に、古い建物では劣化が進んでいる可能性が高いため、注意が必要です。配管のチェックは専門業者に依頼するのが最も確実ですが、目視で確認できる範囲でのチェックも定期的に行いましょう。
(3)定期的な蛇口のメンテナンス
蛇口の水漏れを防ぐためには、定期的なパッキンの交換や蛇口自体のメンテナンスが重要です。蛇口の開閉時に異音がする場合や、水が出にくい場合は、早めの修理が必要です。また、水垢やカルキの蓄積も水漏れの原因となるため、定期的な清掃を心がけましょう。
(4)専門業者による定期点検
水漏れのリスクを最小限に抑えるためには、専門業者による定期点検も有効です。業者による点検では、目に見えない箇所の劣化や、将来的に問題が発生しそうな部分を事前に見つけ出すことができます。特に古い住宅や、以前に水漏れトラブルを経験した場合は、定期的な点検を依頼することを検討しましょう。気になった場合は無料診断を行っている業者もあるので、相談してみましょう。
7.水漏れに関するよくある質問

(Q1)水漏れが発生したら、まず何をすればいいですか?
水漏れのリスクを最小限に抑えるためには、専門業者による定期点検も有効です。業者による点検では、目に見えない箇所の劣化や、将来的に問題が発生しそうな部分を事前に見つけ出すことができます。特に古い住宅や、以前に水漏れトラブルを経験した場合は、定期的な点検を依頼することを検討しましょう。
(Q2)水漏れ修理にかかる時間はどれくらいですか?
修理にかかる時間は、水漏れの規模や場所によって異なります。簡単な蛇口の交換やパッキンの修理であれば、30分から1時間程度で完了することが多いですが、大規模な配管修理や床下の作業が必要な場合は、数時間から1日以上かかることもあります。
(Q3)水漏れ修理業者はどうやって選べばいいですか?
信頼性、技術力、口コミ評価、料金の透明性、対応の速さなどを基準に選びましょう。特に、複数の業者から見積もりを取り、価格やサービス内容を比較することが重要です。また、地元の業者を選ぶことで、迅速な対応が期待できる場合もあります。
(Q4)保険で水漏れ修理費用はカバーされますか?
火災保険や家財保険には、水漏れによる被害を補償するオプションが含まれていることがあります。ただし、すべてのケースで適用されるわけではないため、事前に保険会社に確認することが大切です。また、保険適用には証拠となる写真や見積書が必要です。
8.まとめ
水漏れ修理は、自分で行える場合と専門業者に依頼すべき場合があります。重要なのは、早期に問題を発見し、適切に対処することです。業者を選ぶ際には、信頼性や対応の速さを重視し、被害を最小限に抑えましょう。また、定期的なメンテナンスを行い、水漏れのリスクを未然に防ぐことも大切です。しっかりと準備しておくことで、いざという時にも冷静に対応できるようにしましょう。
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